うちの9匹のねこを中心に、日々の想いなどを書いていきます。

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「別れのレッスン」
今日は、母ちゃんの心に残った1冊です。

著者は、大塚敦子さん。「さよなら エルマおばあさん」で、準太陽賞を受賞していらっしゃるので、ご存知の方も多いのではないかと思います。
これは、ワシントンで、パートナーさんと初めて飼ったねこ2匹との、出会いから別れまでを書いたものです。ねこさん達の名前は、「姫」ちゃんと「てふてふ」ちゃん。
1992年に、まず彼女は、アニマルシェルターで候補を探そうと考えます。驚きました。日本では、まだ今でさえ、生体販売が主流です。何と遅れている事か!しかも、シェルターから引き取る時には、ボランティアの検査員さんが、家を検査に来るという。誓約書へのサインを済ませ、借家なら、大家さんの了解を取る。それからやっと、ねこさんの到着です。徹底していますね。
今は、子ねこのシーズンで、新しいお家を探してもらう子が沢山いますが、皆様同じような事を、ボランティアでなさっていらっしゃるんですよね。頭が下がります。どうもありがとうございます。

でも、シェルターに行く前に、ペットショップで捨て猫が保護されているのを知り、友人と一緒に見に行きます。姫ちゃんとてふてふちゃんとの出逢いです。そこでも、ビックリ!でした。ペットショップから出てきた二人に、「まさか、買ったのではないでしょうね?」と、通りかかった女性が声を掛けるんですねー。言われた方も、普通に、棄てねこを引き取ったと答えます。そして、文の中で、こういう人達のおかげで、販売される事が無くなった、と。
日本だったらどうでしょうか?声を掛ける事が躊躇われ、掛けたとしても、変な人というレッテルを貼られるのがオチ、という気がしますね。掛けられた方も、無視、かな。あるいは、逆切れ。

著者は、その頃、エイズと共に生きる人達の取材をしていますが、ワシントンでは、飼っていたねこや犬の世話が出来なくなったエイズ患者のために、ボランティアを派遣して、最後まで、一緒に暮らせるように助けてくれる団体があるそうです。人にも動物にも、優しい考え方ですね。
また、同じ事を書きますが、どうして日本では、こういうことが根付かずに、欲望ばかりが肥大していくのでしょうか?ボランティア団体が存続しているという事は、豊かな人達が寄付をしているということですよね?日本は豊かな国になったのではなかったのでしょうか?こういう時、日本人である事を、恥ずかしく思います。

ここから先は、闘病の記録です。もう辛くなってきました。姫ちゃんが、猫白血病を発症し、一時はてふてふちゃんとお部屋を分けますが、てふてふちゃんも発症し、また2匹は一緒になります。
著者は、必死に治療を続けます。病院の先生が、「時には安楽死が、一番の思いやりになるよ」と言いますが、著者は受け入れることが出来ず、治療を続けます。そして、姫ちゃんが、続いててふてふちゃんが、病院で虹の橋に旅立ってしまいます。
著者は、泣き暮らし、泣き暮らし、そして考えます。「なぜ、あんな苦しい死に方をするまで、命を延ばそうとしたのだろう」「なぜ、いつまでも自分の傍に引き留めようとしたのだろう」
著者の頭からは、姫ちゃんとてふてふちゃんの最後の姿が離れません。必要以上に苦しめてしまった、一人で旅立つのは、どんなに寂しかっただろう、という後悔ですね。
賛否両論のある選択ですねー、安楽死というのは。ただ、私も別れの準備が出来ないまま、一秒でも長く、というタイプですので、衝撃でした。そうか、自分の我儘から引き止めることだけは止めよう。
今でも、どの子も最期を看取り、腕の中で旅立たせようという決意は固く持っています。

実は、著者の後悔はもう一つあって、最初に猫白血病の検査をしていなかったことです。今は、日本でも、猫エイズと共に、検査が当たり前になっていますから、こういう種類の後悔は、ほとんど無いかと思います。でも、姫ちゃんが発症した時にした検査では、てふてふちゃんは陰性でした。

それから、もう一つ羨ましいなと思った事は、姫ちゃんの発症でツアーをキャンセルした時に、もう返金のある時期は過ぎていたのにも拘らず、「大切なご家族が早くよくなるよう、お祈りをしています」というメッセージと共に、全額が返還されてきたというところ。返金が羨ましいのではありませんよ。ねこは家族という考え方が、当たり前のようになっているというところ、これが、本当に羨ましいのです。

「別れのレッスン」 ~さようなら、私の猫たち~
発行所:講談社
発行日:2003年10月
著 者:大塚 敦子(文・写真)

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 ぼくは、ここにいるよ

  稚内保健所で保護されている、10ヶ月の男の子です。

  きじトラさんは、優しい子が多いそうですよ。

  希望に、瞳が輝いていますね。

  小さい体に、きっと、夢が一杯なのでしょう。

  赤い糸は、必ず誰かに繋がっていますよ。

  どうぞ、早く優しいご家族に、出逢えますように!

 

はーとハート

 

 稚内保健所で保護されている、推定2~3歳の女の子です。優しい家族のお迎えを待っているの

ちょっと人見知りですが、甘えっ子の長毛さん。

慣れてきたら、お腹を上にして甘えてくれるそうですよ。

一杯愛してくれる、新しいご家族を待っています!

 

きじトラ君と長毛さん、あなたとの出逢いを、いい子で待っています。

心が揺れたら、「みのさん」まで、どうぞ。


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Comment

 秘密にする

ムスメ様
どうもありがとうございます。
エヘヘ、私も同じタイプですよー。友達に、不審がられます。。。
動物実験とか毛皮、食肉などのビデオも、涙ポロポロ落としながら、見ます。
父ちゃんに、見なければ?なんて言われてしまいますが、一人で見ています。
ちなみに、父ちゃんは、最初から見られません見ません。
日本って、ちょっと変ですよねー。「お金を持っている事=偉い事」になってしまっている。
図書館にあると思いますよー。検索し易い様に、発行日入れました。序に、
「さよなら エルマおばあさん」も借りてみてね。こちらは、絵本として登録して
あるかもしれません。最後の日々への心構え、送る方としても、送られる方
としても、学ぶところが大きいです。小学館・2000/8月です。読んでいたら、
ごめんね。
文字ばかりで、読み難い記事なのに、どうもありがとう!
chako | URL | 2008/07/05/Sat 15:27[EDIT]
図書のご紹介、嬉しいです!
涙腺がね・・・chakoさん、わたし、もうすでに決壊しました。
こういう話のあらすじを人に話しているだけで嗚咽しちゃったりする
馬鹿げたタイプの人間です(笑)
今までペットショップで命あるものを買ったことはないのですが、
生き物を売るって普通だとばかり思っていたのです。
そもそも「おかしい」と気付く知識も、常識も持っていなかったのですよね。
ただ、ショップのガラスの向こうで、暑さでハアハアしている子たちの目は
直視できなかったです、かわいそうで。
海外のセレブは生体販売反対ときちんと意見できるのに、
日本の有名人・芸能人はクイズ番組出るばかりで全然ダメですね。
影響力のある方が「おかしいのだよ」と言ってくれれば、と切に願います。
「別れのレッスン」目を通してみますね。図書館にあるかなあ。
ムスメ | URL | 2008/07/05/Sat 12:36[EDIT]
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